2010NEWS 2009NEWS 2008NEWS 2007NEWS 2006NEWS 2005NEWS 2004NEWS
大会:2011 FIAアジア-パシフィックラリー選手権第5戦 2011年JAF全日本ラリー選手権第7戦 RALLY HOKKAIDO 2011

日程:9月30日〜10月2日[2デイ構成]
会場:北海道帯広市周辺約1000km(SS約223km)グラベル路
主催:AG.メンバーズスポーツクラブ北海道[AG.MSC北海道]

奴田原文雄も思わぬ罠に!サバイバル・バトルの十勝でJN4勝田範彦、JN2天野智之が全日本タイトルを確定!

第6戦ラリー洞爺に続く北海道2戦目となった全日本ラリー選手権第7戦『ラリー北海道』。今年もFIAアジア-パシフィックラリー選手権(APRC)との併催となり、同じルートをAPRC勢の後に走行するスタイルが採用された。ラリーウィーク序盤の天候は雨模様ではあったが、北海道・十勝エリアを舞台に、総走行距離1000kmオーバー、3日間に渡るロングラリーが始まった。
これまでのJN4クラスではGRB WRX STIを駆る勝田範彦、CZ4Aランサー・エボ10を駆る奴田原文雄によるタイトル争いが白熱していた。今年から全日本ラリー選手権で採用されている『グラベル係数』の影響で、ターマックに絶大な自信を持つ勝田より、オールマイティーな奴田原がシリーズをリードするかと思われていた。しかし、奴田原が躓いた緒戦の差が影響し、さらに第6戦ラリー洞爺における勝田の快勝が功を奏し、勝田が有利な状態でラリー北海道を迎えることになっていた。
しかし、ラリーが始まると予想外の展開が待っていた。今年から国内ラリーへ活躍の場を移した柳澤宏至が序盤から飛び出しラリーをリード。2番手は奴田原、3番手は勝田という順で2日目のファーストループを終えたものの、午後のSS7、ラリー北海道名物の陸別サーキットにおいて何と奴田原がコースアウトでリタイアしてしまう。同じステージでは大西康弘もハードクラッシュを喫し、福永修もギャラリー目前で転倒するなど、2日目にして次々とJN4の立役者が消えるという展開に陥ってしまった。
運悪く奴田原は最終日の再出走が適わず、天王山となるラリー北海道で獲得0ポイントという最悪の事態となる。これで勝田は楽になり、快調に飛ばす柳澤に一定の距離を置いて追従し最終日をフィニッシュ。この結果、自身4度目、2年連続となるJN4クラスチャンピオンを確定させた。
そして、多くのフォルテックユーザーが活躍するJN2クラスでは、NCP131ヴィッツRSを駆る天野智之がチャンプ獲得に王手をかけていた。しかし、ライバルである増川智が低迷し、地元の田中伸幸、そして新進気鋭の川名賢らが好走を見せながらもリタイアし、天野の独走を許す形となった。その結果、トラブルを抱えながらの走行ではあったが、天野が逃げ切って今季4勝目を挙げ、2年連続となるJN2チャンピオンを確定させた。
また、APRCでは、プロトンモータースポーツによるサトリアネオS2000とチームMRFによるランサー・エボ10 R4の戦いとなっていたが、トップ争いを展開していたクリス・アトキンソンが2日目でマシントラブルに見舞われリタイアしてしまう。最終日にはチームMRFがアリスター・マクレーを押さえてワンツー体制を敷いており、各車がポジションキープの走りとなった。そしてAPRCタイトル獲得の可能性が残るガウラブ・ギルが田口勝彦を先行する形でフィニッシュしたものの、再車検でギル車に車両規則違反が発覚して失格。そのために順位がひとつ繰り上がり、田口が思わぬ形で母国ラリー凱旋勝利という幕切れになった。
全日本ラリー選手権は10月23日に開催される第8戦『新城ラリー2011』で最終戦を迎える。JN4、JN2クラスはシリーズが決したため、残すJN3、JN1クラスでタイトルが決まる。愛知県新城市を舞台に今年最後の熱き戦いが展開される。