
夏の3連戦も最後の戦いとなり、その舞台は京都・コスモスパークに移された。全日本ダートトライアル第7戦は最終戦の広島ラウンドを残すだけとなる2011年シリーズの最終局面を迎えている。N1クラスではすでにタイトルを確定しているが、今年は残り8クラスがタイトル未決。今年唯一の近畿ラウンドとなるコスモスパークでは、兵庫出身のフォルテックユーザーである吉村修選手が接戦を繰り広げているN3クラスのチャンピオン争いに注目が集まった。
コスモスパークは硬質路面のハイスピードコースとして有名だが、今回は快晴に恵まれて路面もドライコンディションとなり、超硬質ドライタイヤを装着した第2ヒート勝負となる展開が予想された。コースレイアウトはコスモスパークで開催される全日本選手権ではオーソドックスなもので、ストレート区間が長い設定だった。
N3クラスではディフェンディングチャンピオンの北島広実選手がポイントリーダーで、吉村選手が有効5ポイント差で追いかける展開だった。しかし、第6戦オートパーク今庄では4位に低迷するなど後半戦にきて成績が乱高下していた。ここコスモスパークでも、第1ヒートでは北島選手にコンマ5秒以上の差を付けられ、ベストタイムからも1秒以上離されてしまう状態だった。ここは2008年にCZ4Aエボ10をデビューさせた場所でもあるのだが、吉村選手にとっては地元とはいえ相性が悪く、コスモスパークで全日本選手権が開催されて以来、一度も表彰台は獲得できていないのだ。
そんな縁起が頭をよぎる第1ヒートの成績は、勝負の第2ヒートで払拭された。各ドライバーが1〜2秒タイムを上げて来る中、関東の信田政晴選手が自己タイムを4秒以上更新して1分28秒113という暫定ベストをたたき出す。続くシード勢は同秒台に入れるのがやっとだったが、吉村選手も同秒を出したもののコンマ5秒届かず暫定2番手タイムに終わってしまう。最終走者の北島選手はドライビングミスにより暫定ベストから約1秒離されて4番手に終わってしまう。この結果、信田選手が全日本初優勝を遂げ、吉村選手が2位表彰台を獲得。これにより、北島選手は有効ポイントには加算されず、吉村選手には13天点もの有効ポイントが加算され、吉村選手が2008年以来、自身3度目の全日本タイトルを確定させた。
これで吉村選手はコスモスパークで初表彰台を獲得したことになり、熟成に3年を費やしたCZ4Aエボ10にN車両としては初となるシリーズチャンピオンをプレゼントすることにもなった。
また、今年から全日本N1クラスをDC2インテグラでシリーズで追っている若手期待の22歳・竹本幸広が、第1ヒートの8番手から劇的な逆転を見せ、何と2位を1秒以上引き離すベストタイムをたたき出し、全日本参戦初年度にして初優勝を獲得している。若手ドライバーの台頭が著しい最近のダートラ界において、また新しいスター誕生となりそうな注目の新人だ。
第8戦は広島・テクニックステージタカタが舞台。第7戦コスモスパークではPN、N3、SC1、Dクラスのチャンピオンが確定したが、未だN2、SA1、SA2クラスがタイトル未決となっている。2011年最後の選手権となるテクニックタカタで繰り広げられる熱きファイナルバトルに期待しよう。
N2クラス
順位
|
No |
氏 名 |
車 名 |
車両形式 |
第1ヒート |
第2ヒート |
BEST |
1 |
38 |
信田 政晴 |
HKサービステインDLランサー |
CT9A |
1'32.760 |
1'28.113 |
1'28.113 |
2 |
062 |
吉村 修 |
FORTECナビクDLランサー |
CZ4A |
1'31.470 |
1'28.648 |
1'28.648 |
3 |
063 |
佐藤 隆行 |
CL Moty'sDLランサー |
CT9A |
1'31.491 |
1'28.739 |
1'28.739 |
SC3クラス
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